京都市、岡崎地区に「ゼロエミッションパーク」を計画

2011/8/9 6:06 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E2EAE2E1E68DE2EAE2EAE0E2E3E39E9691E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5

 京都市左京区の岡崎地区で、自然エネルギーによる電力自給を計画していることが分かった。京都会館や動物園がある中心部を「ゼロエミッションパーク」と名
付け、太陽光発電システムのほか、バイオガスや小水力など再生可能エネルギー
実用化を探る。環境に配慮した取り組みで岡崎地区の魅力を高め、観光需要を創出
する。

 まず経済産業省が公募する「スマートコミュニティ構想普及支援事業」に申請し
、採択されれば今年度内に詳細な調査を始める。太陽光のほか、動物のフンを使っ
たバイオガス発電や、琵琶湖疏水を利用した小水力発電などを想定している。来年
度以降は、実証実験や再生可能エネルギーの本格導入を目指す。

 平安神宮から南に向かう神宮道周辺は「ゼロエミッションストリート」と位置付
ける。歩行者が通行しやすいように歩道を広げたり、電気自動車だけが車道を通れ
るようにしたりする計画だ。

 市は岡崎地区にある京都市動物園を改修中で、文化施設京都会館」の全面改修も計画している。施設の再整備と並行して、同地区での再生可能エネルギーの導入
を加速する。