「2050年宇宙の旅」はエレベーターで

きょうの読売新聞より

図をみてください、わかりやすい、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00001264-yom-sci.view-000

エレベーターに乗って地上と宇宙を行ったり来たり――。こんな夢のように壮大な
構想を、ゼネコンの大林組(東京)が20日、2050年に実現させる、と発表し
た。

 鋼鉄の20倍以上の強度を持つ炭素繊維カーボンナノチューブ」のケーブルを
伝い、30人乗りのかごが、高度3万6000キロのターミナル駅まで1週間かけ
て向かう計画という。

 「宇宙エレベーター」はSF小説に描かれてきたが、1990年代にカーボンナ
ノチューブが発見され、同社は建設可能と判断した。米航空宇宙局(NASA)な
ども研究を進めている。

 今回のエレベーターのケーブルの全長は、月までの約4分の1にあたる9万60
00キロ。根元を地上の発着場に固定し、地球の自転の遠心力で飛び出さないよう
頂点をおもりで押さえる。一方、ターミナル駅には実験施設や居住スペースを整備
し、かごは時速200キロで片道7・5日かけて地上とを往復。駅周辺で太陽光発
電を行い、地上に送電する。