大ガス、スマートエネルギーネットワークを実証−分散電源で需給調整

実証実験は2012年度末まで予定。
大阪、兵庫、京都、滋賀県太陽光発電計300kw設置。
電力会社から供給増や需要減の要請があったとき、大ガスが分散電源を集約制御で
きることを実証する必要がある。
2011年08月08日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520110808caah.html
 大阪ガスが顧客のコジェネレーション(熱電併給)、太陽光発電を一つのまとま
り(コミュニティー)として集約制御し、電力や熱の供給や需要を調整する実証実
験を進めている。スマートエネルギーネットワーク(SEN)と呼ぶもので、IT
を活用して指令を出し、コミュニティー内で電力、熱を融通して需給を調整。さら
電力需給調整により系統電力の需給バランスに役立てる。
 関西電力原子力発電所が停止するなど、関西では電力不足が長期化する可能性
があり電力需給源としてのSENの実用化が期待される。(大阪編集委員・水田武
詞)
 大ガス管内のコジェネ出力は合計140万キロワット。大ガスはメンテナンスや
故障時の対応を早めるため、コジェネの稼働状態を把握しているのが強みだ。