EVから家庭への給電、規格統一へ…日産・三菱

震災後、何かと話題のV2Hが一歩前進。
とはいっても自動車蓄電池を家庭の普段使いにすると電池の劣化がひどく進らしい
。まだまだか。

【出典:読売新聞 8月13日(土)】
http://yanoshinheadoffice.at.webry.info/201108/article_30.html
 日産自動車三菱自動車が、電気自動車(EV)から家庭などに電力を供給する
規格の統一に乗り出したことが13日わかった。

 国内の電気自動車市場を二分する両社が規格を統一すれば、事実上の国内統一規
格に発展する可能性が高い。

 電気自動車は東日本大震災を経て、移動の自由と大容量を兼ね備えた「走る電池
」として注目されるようになった。日産と三菱はそれぞれ、電気自動車と家庭など
をつなぐのに必要な装置を今年度中に発売する。

 しかし、両社のシステムに互換性がないため、利用者は例えば、いったん日産の
装置を住宅に組み込むとずっと日産の車しか選べないといった不便を強いられる恐
れが出ている。

 電気自動車の蓄電池は、一般家庭1〜2日分の消費電力をためることができる。
しかし、その電流は直流のため、家庭などに供給するには交流に変換する装置が必
要となる。三菱は7月、日産は今月2日にそれぞれ、このための装置を発表した。
現状では、装置が電気自動車の型番を認識したり、電流を流す速さや電池の残量を
確認する通信方式などの規格が別々で、互換性がない。

※V2H,V2Gとは
電気自動車に搭載された蓄電池のエネルギーを宅内
で利用することをV2H(Vehicle to Home)という。
また,電気自動車を電力系統に連系し,車と系統と
の間で電力融通を行うことをV2G(Vehicle to Grid)
という。
電気自動車を移動手段として使わない時に,車に搭
載された大容量の蓄電池を電力貯蔵設備として利用す
る点が共通している。
http://www.energia.co.jp/eneso/tech/review/no18/18-p12.pdf
出典:エネルギア総合研究所 蓄電システム技術推進担当 妹尾  誠