(☆゜o゜)わさびの匂いで火災警報(滋賀医科大、

パートナーは
エア・ウォーター防災株式会社(神戸市)
シームス株式会社(東京都)など

SOURCE NHKニュース 9/30
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110930/k10015952591000.html


イグ・ノーベル賞」は、アメリカの科学雑誌
20年前からノーベル賞のパロディーとして始めたもので、
人を笑わせ、考えさせる独創的な研究や開発に、
毎年、贈られています。

ことしは、心理学など10の部門で賞が贈られ、
29日、アメリカのハーバード大学で授賞式が行われました。

このうち「化学賞」には、わさびのツーンとした匂いで
火災を知らせる警報装置を開発した
滋賀医科大学の研究者や化学薬品メーカーの開発担当者など、
日本人7人のグループが選ばれました。

研究グループでは、聴覚に障害がある人などが、
特に寝ているとき火災警報器の音に気付きにくいことから、
代わりに刺激のある匂いで目を覚ますことができないかと
開発に取り組んだとしています。

研究グループでは寝ている人を匂いで起こせるよう、
嗅覚に働きかける警報装置を作れないかと考え、
ツーンとした匂いがする「わさび」に注目しました。
そして、「わさび」から刺激の強い匂いの成分を取り出して
缶の中に閉じこめ、
火災の発生を感知すると霧状に吹き出す仕組みを考案しました。

滋賀医科大学で行われた実験では、
耳の不自由な人を含む20代から40代の14人が眠っているところに
警報装置を作動させたところ、
風邪で鼻が詰まっていた男性を除く13人が、
匂いが鼻に達してから2分以内に目を覚ましたということです。

なかでも、聴覚障害者の場合は、10秒から30秒後に目を覚まし、
その効果が確かめられました。
この警報装置はおととしから販売され、
一部のろう学校などで導入されているということです。

2008年 滋賀医科大発表
http://www.shiga-med.ac.jp/photo/080326.html